「村山知義の宇宙」展 4月6日開催 京都国立近代美術館

京都国立近代美術館にて「すべての僕が沸騰する 村山知義の宇宙」展が4月6日より開催されます。

屋外にはすでにバナーが。

やなぎ公演のポスターも貼っていただいています。

稽古帰りの夜に撮影したので暗すぎます。

稽古場&作業場 公開!

築40年以上の古ビルの一室で稽古場と小道具や衣装制作の作業場、
全てを兼ねているので大変です。
階上の空き部屋がとっても広くて、借りたいのですが家賃激高く・・
スペースを時間差で何とか回しています。(やなぎ)

案内嬢の衣装もせっせと稽古場で縫っています。ミシンも新規購入!

やなぎスタジオは今も昔も女所帯。そして常に美女揃いです。

劇中のアニメーション製作中。稽古が始まると片付けます。

小道具製作中。

夕食の調理中・・ではなくカツラを染めてます。

3月30日稽古場より

少しだけお宝自慢。

1922年のドイツ留学中の村山知義も手にしたかもしれない古書たち。『JUNGE KUNST』(新しい芸術)シリーズの中から、 カール・シュミット・ロットルフ、マックス・ペヒシュテイン。当時のベルリンのガイドブックBaedeker’s BERLIN  (ただしこれは英語版)。村山が「ドイツから日本に持ち帰った200冊の書籍」の中に入っていたかもしれません。脚本内容を軽く説明しただけでこれを推薦してくれる

古書店の店長に感動し、即買いしました。(やなぎ)

村山知義の宇宙」展の図録。使い込み激しいです。

そして、ここに来てまで毎日更新される脚本・・(怖)

3月28日稽古場日誌

初めまして。「1924人間機械」公演のアシスタントをしている
京都造形芸術大学1回生 辻口です。
まだまだ風は冷たいですが、京都では桜が咲き始めました。
いよいよ春ですね。「1924人間機械」公演日が近づいています。
私は今回の第三部から参加していますが、
それまでは一切村山知義のことを知りませんでした。
しかし何も知らないまま稽古を見ても、
脚本、芝居、ダンス、そしてピアノ演奏という連鎖に心が踊り、
見終わってから何とも言えぬ満足感が残りました。
そこに知識や、現在製作中の映像を加えると、
より一層、その何とも言えない満足感が
具体的に感じるようにな るかもしれないですね。
この公演を通して何を感じるかは皆さんそれぞれ違うと思います。
お時間のある方は是非、
「村山知義の宇宙展」も御覧になってから見てみてください。
( 京都造形芸術大学 ASPコース1回生 辻口実里)

3月27日 踊る村山知義がいっぱい

ゲオルグ・カイザーの戯曲のタイトルのごとく「朝から夜中まで」連日連夜、次回公演の準備をしています。
ここ数日は、朝から美術館で稽古。空調が無いので底冷えします。3月下旬だからと安心していたら予想外の寒さ。
俳優とダンサーさんも大変です。
夜に作業場に戻ると、机の上には、学生たちの切り抜いた、

大量の「踊る村山知義(ダンサーの升田学さんを撮影)」が!(写真左下)

これで映像を作っていきます。

右下は、懇意の古書店から送っていただいた1920年代の雑誌や新聞など。これもせっせと切り抜いています。
原本を切り抜くのはもったいないけど、コピーではどうもやる気がでないのでダメですね。(やなぎ)

第3回中之島映像劇場 「全体芸術の試み 無声映画+音楽演奏+弁士の語り」

3月24日(土)、25日(日)に「1924人間機械」音楽ご担当の柳下美恵さんが国立国際美術館のイベントにご出演されます。
最近、映画「アーティスト」がアカデミー賞を受賞し、無声映画が話題となっていますね。

イベントでは無声映画が上映され、柳下さんが音楽をライブで演奏されます。

村山知義が築地小劇場で舞台美術を担当した、ゲオルク・カイザー作の≪朝から夜中まで≫(監督カール・ハインツ・マルティン)も上映されます。
私たちも見に行きますよ!

イベントの詳しい情報は美術館のHPでご確認くださいね。

第3回中之島映像劇場 「全体芸術の試み 無声映画+音楽演奏+弁士の語り」
―東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品による―

イベント情報はこちら

(制作 井上美葉子)

3月20日ブログ再開!

昨秋11月、「1924海戦」の終演以来、久々のブログ更新・・・・というより再開です。
年末あたりからのんびり書き始めればいいのに、
なぜどうしようもなく忙しくなってから始めてしまうのでしょうか!
とにかく、「1924 第三部 人間機械」稽古しつつ目下まだまだ更新中。
脚本の、あごうさとしも頑張っております。内容的に大改造の予感あり。行方も知れぬホンの道かな。
「チケット高っ!」と思われた方も多いはず。自主公演のため(要するに自腹です)皆さんから
いただく木戸銭が頼りです。高額になってしまい、本当に申し訳ありません。
どうかご観劇下さいませ。まずは京都国立近代美術館にてお待ちしております。
やなぎみわ

11月7日

「1924海戦」ご観劇の皆様、本当に有難うございました。賛否様々と思いますが、見て下さった全ての方々に心より御礼申し上げます。
終演後、すぐに舞台はバラされて「築地の船」は波間の蜃気楼のごとく消えました。私もひと月以上住んだ横浜を後にし、
今夜は築地小劇場跡にやって来ました。
染井霊園にある土方与志の墓参を考えたのですが、舞台というのが一瞬の中に永遠を内包するものであるならば、それが立ち上がった場所に手を合わせるのがふさわしいのではなかろうかと思い、銅鑼の音と「前兆」の叫喚、87年前の旗揚げ公演に思いを馳せつつ、
今夜は築地に泊まっております。(やなぎ)

11月5日 アフタートーク

11月5日は終演後にアフタートークがありました。

ゲストは、大正時代の五十殿利治さんと森まゆみさんのおふたりです。今回の「1924海戦」は、1920年代を舞台にしており、当時の時代背景などの知識があるとぐっと理解が増し、面白さも倍増する内容になっています。アフタートークにお招きした五十殿利治さんは筑波大学の先生であり、大正期の美術の大家でもあります。演劇を行うにあたり、やなぎさんやあごうさん、その他スタッフが参照した文献のなかにも五十殿さんの著作が多数あります。森まゆみさんは地域雑誌『谷中・根津・千駄木』の編集人であり、1920年代にとてもお詳しい方でもあります。

トークでは、主役の土方与志や小山内薫についての話や、脚本執筆の裏話などに花が咲き、楽しい時間になりました。資料を読み解き、1920年代に想いを馳せながら脚本を書き、演出をしたあごうさんとやなぎさんの熱意を感じることができる内容になったのではないでしょうか。短い時間ながらもとても有意義なトークとなりました。

 

(アシスタント 武蔵野美術大学 小林あずさ)

 

 

 

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