10月18日

海戦関連資料
本日も、活気のある稽古。細かい演出を試行錯誤しながらどんどん決定していく作業を繰り返しています。今回の『1924海戦』は、演劇史や関東大震災など実在した出来事が題材になっているため、楽屋や役者さんの休憩スペースには当時を知ることができる1920年代や演劇史の貴重な文献が置いてあります。
やなぎさんとあごうさんはそれらを参照しながら丁寧に作品を演出しており、地道な作業のなかに愛を感じます。
 美術ファン、演劇ファン以外のロシア文学や1920年代の日本史に関心がある方にも見ていただきたい作品です。さまざまな要素が絡み合いひとつの作品として結実する瞬間をKAATで目撃して下さい。

(アシスタント 小林)