「1924人間機械」公演でお世話になった高松市美術館で
ワークショップ終了。
高松市美術館の今年の新収蔵作品の前で、一人ずつが、解説者や詩人となって「何かを話す」。
ただそれだけの試みだが、
デモンストレーションとして俳優が作品をネタに見世物小屋口上の話芸を披露したことで、
皆の中にあるスイッチが「解除」された。
途端に、子どもも大人もしゃべるしゃべる・・。
特に中高生が即興のように作った詩は素晴らしかった。
一般の人達が、作品を見ても当たり障りない事しか言わないのは、
「間違っていたら恥ずかしい」「知識不足で分からないから黙っておく」・・という理由から。
そして美術関係者も「作品を即座に判断する事は出来ない」と言う。
その千年一日の態度を、子どもも真似している。
今回のような調子で、皆がああだこうだ言い出すと面白い。作品の前で、とにかく何か言う。
それによって作品が「息吹」くことを実感した一日でした。やなぎ